僕らは愛に生きるのであります。
愛とは何も、心の中で醸成するものでも、ぐっとこらえた先にぽろっと出てくるものではありません。
愛とは、気づくものであります。
身の回りに転がる些細な恵み、天から贈られる感情の蕾。そこから、僕らは愛をもらっているのです。
その愛に、気づくのです。
心臓いっぱいに埋まってきた愛は、次第に慈悲と慈愛になります。
そして、慈悲と慈愛が心から溢れ出ると、涙の形をして、目からでてくるのです。
「愛をわかりきれない」と気づいたその日から、また、僕らは愛を育てる旅にでるのです。
僕らは、愛に生き、愛に死ぬのであります。